伊豆海洋公園ダイブポイント案内 |
南北700mにも及ぶ広大なビーチエントリーエリアを誇る伊豆海洋公園(Izu Oceanic Park:通称IOP)。 大昔に大室山の噴火で流れ出た溶岩によって形成された複雑な海中の地形は、豊かな海の恩恵を受けて多くの生物の拠り所となり、正に魚類宝庫と化しています。 ここではそのIOPの代表的なポイントを幾つか紹介します。(少しずつ増やしていきますんで(^^ゞ) |
オクリダシの入り江 | ||
エントリーしてすぐの浅場のポイント。 毎回のダイブで最初と最後に通ります。ゆっくりと時間を掛けてここで過ごすのはほとんど、他のポイントを回った後のエキジット前でしょう。 単に安全停止の場所ではなく、豊富なマクロ生物の棲家でもあります。時間を掛けてよく探してみれば誰でも多くのサカナ達を発見出来る筈です。特に秋〜冬にかけては多くの死滅回遊魚が登場する事でも有名です。 エキジット時にフィンを脱ぐ間際まで気を抜けませんよ! 難易度:初級〜 |
砂地 | ||
エントリーしてまっすぐ沖に向かうと真っ白で広大な砂地が広がっています。 -20mと-30m付近に漁礁があります。郵便ポストも設置されました(ダイビングセンターで封書を購入すると投函できます)。 夏〜秋にかけては毎年のようにゴロタとの際沿いにアジが群れ、冬場の透明度の良い時期には果てしなく広がる砂地を泳ぐだけで爽快感があります! もちろん下を見れば底棲生物が多く見つかり、一年中気になるポイントです。 難易度:初級〜 |
1番の根 | ||
エントリーして南に向かうと1番の根に当たります。 岸から水中に張り出した根は-30m付近まで伸びており、コース取りによって色んな潜り方の出来る、IOPでは最も多くのダイバーが潜るポイントです。 根のトップにはキンギョハナダイをはじめ多くのサカナ達が群れ、ヒラマサなどの大型回遊魚が回ってくる事も。 根沿いをじっくり探していけば色んなマクロとの出会いがあり、地形も楽しめるオールマイティーなポイントです。 クマノミも1年中見る事が出来ます。 難易度:初級〜 |
左の岩礁 | ||
砂地の北側の、岩礁域との際沿いを沖に進んだやや深めの地点で、よくブリマチと混同されるポイントです。 いわゆる「レアモノ」と呼ばれるスター軍団が出やすい場所で数多くの実績があるものの、全体的な魚影は薄くやや殺風景な景観が続く為、浮き沈みの激しいかなりマニア好みなポイントと言えるでしょう。 潜る時は砂地とワンセットで回る事の多い場所です。 難易度:中級〜 |
1.5番 | ||
1番と2番の間の地点を便宜上1.5番と呼んでいます。 根は無く、-35mまで岩礁の斜面が続き、その先は砂地です。平坦な浅場は転石砂場になっています。 ネコザメの幼魚が最も現れやすいのがこの1.5番。その他にもヒメクサアジやテングダイの幼魚、サギフエなど何故か珍魚が出やすい場所でもあります。 転石砂場ではレア物のマクロが度々登場する、実に不思議なポイントです。 難易度:初級〜 |
2番の根 | ||
IOPを代表するビッグポイント。 巨大な根が真沖に向かって張り出し、ダイナミックなドロップオフを持つこの地形は伊豆のビーチポイントの中では桁外れです! トップシーズンの魚影の濃さも見事です。マンボウやニタリといった大物の登場もあります。過去に僕は2番の上でハンマーヘッドの群れも見ました。 エントリー口からやや距離がある為、この辺りから泳力やエアの長さなどそこそこのスキルが要求されてきます。IOP初心者はまず2番へ行けるのを目標に潜り込むと励みになりますよ。 2番の根は先端で二股に分かれ、3番、4番の根へと続いています。 難易度:中級〜 |